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YAMAZEN December Children's Tour 2000 - Members of Yamazen Tour Band - guitars / Kazunori Takahashi & Jun Kumagai keyboards / Keisuke Ishii bass / Kazuo Masaki drums / Hiroshi Takeshita - Dec.2,2000 ~ Dec.9,2000 - |
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時は平成12年12月1日午前9時!バンドマンの朝は遅いはずなのに朝っぱらから覚醒した山善の雄叫びに叩き起こされた山善バンド一行は眠い目をこすりながら何とか無事博多を発進!なかには女房には出張、仕事先には風邪を拗らせたなんて大嘘ついて参加している普段は善良なサラリーマン顔したとんでもない野郎も混じった山部善次郎と不良中年軍団はボロ車に楽器を満載して一路東京を目指して北上した。 翌朝12月2日午前10時、車の調子がイマイチで先行きの不安を感じないでもないが何とか丸1日走り続けて無事東京に到着。今回のツアーに協力してくれたSmily's Information 代表で山善旧知の原島昌和(元アクシデンツ・熊本出身)やギタリストの高橋一範と合流し旅の疲れを癒しながら2日間都内某スタジオにて怒涛の東京ライブ3連戦にそなえリハーサルを行った。12月4日の渋谷・セブンス・フロアーは翌日から山善バンドでプレイする予定の高橋一範やオーストラリアから来たDarren Hanlonとの共演でのアコースティック・ライブ。このようにし て山善TOKYO3連戦の幕は静かに上がったのであった。翌12月5日の渋谷・NESTでのNO STARS INNOVATIONとRAINとの共演からは、いよいよ博多の不良中年軍団登場!歴戦の手馴れたビートに支えられ自己陶酔の世界に埋没しきってる石井啓介のJAZZYなエレピのバッキングが漂う中、博多の異端!Jeff Beckオタク?高橋一範の宙を舞うアーミングに唸るディストーション・ギターが炸裂!博多の暴れん坊将軍こと山部善次郎・魂の咆哮が連日世紀末の東京の夜空を切り裂いたのであった。続く12月6日下北沢・CLUB251での博多の大御所・元サンハウスでお馴染みの柴山俊之率いるBLUES LIONとの共演も盛況のうちに終了し山善怒涛の東京ライブ3連戦は無事幕を閉じた。12月7日は今回のツアー中唯一のOFF-DAY!要するに中休み。前夜 のライブ終了後は山善が嫌がる下山の娘に頬擦りして泣かせてしまい顰蹙を買ったりはしたが、当然のごとく大御所・柴山俊之と奈良敏博の元サンハウス組を中心に元ルースターズの下山淳や当日は演奏しなかったが花田裕之なども加わり博多同窓会で大いに盛り上がり全員寝不足気味。しかし山善不良中年軍団中唯一の常識人?ベースの正木和男は一人こっそり抜け出し尊敬するJohn Lennonの曲を口ずさみながら最近開館した埼玉のJohn Lennon博物館へと向かう。路上駐車していた楽器車はバッテリーは上がるわワイパーはチーマー風のガキ共に壊されるわで御臨終寸前なのにも気づかず、残った連中は東京での飲み納めとばかりに国分寺のピアニストの石井宅で近所迷惑も省みず終日飲めや歌えの大騒ぎで地獄の後半戦の朝を迎えるのであった。12月8日午前6時半起床!ここからは、バンドマンの朝は遅いはずなのに・・・なんて言ってられない山善お得意の後先考えない無 謀なスケジュールに突入。怒涛の東京ライブ3連戦の疲れというより連日の打ち上げでの飲み過ぎで、もはや生きる屍状態の不良中年軍団は酒臭い息を朝焼けの東京の街に撒き散らしながら一路南下。歴史と伝統の街・京都が誇る老舗中の老舗ライブハウス磔磔(1974年創業)目指して激走!と言いたいところだが前夜のトラブルで瀕死のボロ車は鞭を入れようが蹴りを入れようがもはやバッテリーが風前の灯で迷走状態。ヨレヨレながらも何とか午後4時のリハーサルに間一髪滑り込みセーフ。ホッと一息の不良中年軍団は夜からの本番に備え戦の前の腹ごしらえとばかりに山善を先頭に新撰組気取りで京の町に繰り出したのであった。途中、お忍びドラマーの竹下洋が小学生じゃあるまいし碁盤の目の京都で迷子になるという情けない事件はあったが、当日のライブは長野のGreatgul Dead?ことSO-DOとの共演で行われ山部善次郎・魂の熱唱が794年桓武天皇平安遷都以来千数百年の歴史を誇る古都の名門ライブハウス京都・磔磔の土蔵にこだましたのであった。12月9日午前0時、残った打ち上げの酒に後ろ髪を引かれる思いを残し た不良中年軍団を乗せ楽器車は月明かりの京都を後に最後の力を振り絞って懐かしのSweet Home HAKATAを目指す。山善の無謀なスケジュールのおかげで何と18時間後には地元・博多の長浜・CBGBでのライブが彼等を待っているのだ。途中、あわや飲酒運転で御用!という危機も何とか脱して楽器車は順調に深夜の中国自動車道を疾走し広島にさしかかった。この調子なら博多に帰り着いてライブ前に一休み出来るぞ!と誰もが思ったその時、突然、酷使され続けた楽器車のバッテリーは断末魔の叫びを残し21世紀を見ることもなく無常にも天国への階段を上り西方浄土へと旅立っていったのであった。後白河法皇の御世は鴨川の流れと双六の目、それに加え最近は車のバッテリーの寿命は意のままにならずとは言うが、師走の寒風にさらされながら深夜の高速道路上でJAFを待つ山部善次郎と不良中年軍団の胸中に去来したものはいったいなんだったのであろうか?それは故郷・博多を前にもう一歩のところで力尽きた楽器車のバッテリーへの鎮魂のブルースだったのかもしれない......。 |
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