the hakata rock & photo magazine BEATMAKS #1
THE MODERN DOLLZ
昨年の東京・広島ツアーに引き続き、今年は全国ツアーを敢行した彼らが、
テープのこと、ビデオのこと、そして「博多」を取り巻くものの現状について語ってくれた。
From HAKATA with Love & Peace since 1981


 モダン・ドールズは何かを持っている様だ。いや何かを作ろうとしている様だ、という方が正しい。 そう思えてならない。昨年の東京、広島ツアーに引き続いて今年の関西を含めたツアー。 だがあくまで福岡で何かをしようとしている彼ら。このインタビューはそこら辺の問題を中心に、4月26日ビブレ・ホールで行われた初のソロ・コンサートの翌日行なったものだ。

 モダン・ドールズの現在のメンバーは、佐谷光敏(Vo.)
平山克美(g.)
松川泰之(g.)
田中ヒロユキ(b.)
下鳥浩一(ds.)の5人である。

 佐谷が電話で指定して来た某喫茶店で待っていると、練習を終えたメンバー全員がやって来た。思えば酒が全くない席で彼らと話をするのは初めてのことだ…。



MODERN DOLLZ at VIVRE屋上(840317) photo by Capt.Hard Rock今回のツアーは去年行っていないところも予定に入ってますね?
佐谷=うん、関西と名古屋は去年行ってない。

大阪って東京と全然雰囲気が違うってよく聴きますね?
佐谷=なんか土着精神が強そうで。泥臭いのやないといかんていうのがあるみたい。でも京都はそうでもないんじゃない?

去年のツアーにはどういう目的があったんですか?
佐谷=去年のはもうマンネリ打破だけね。福岡で、こう何していいか判らなくなってしまって、その何かを見つけに行こうっていうんで。それと、俺達福岡以外のところではどんな反応があるのかなあいうのと。 観察してくるみたいな。今回は違うけどね。去年だいたい向こうの雰囲気の様なのをキャッチできたけん、今回は、まあ本格勝負いうんやないけど、ひと勝負みたいな感じでね、ある面においての。名古屋と関西は初体験しに行くけどね

それで去年のツアーの結果を元に、今回のための対策という風なものは練ったワケですか?
佐谷=それがね、去年俺達「よし東京に行くぞー。」いう感じで変にリキんでたところがあったんやけど、実際行ってみて、そんなんじゃない。福岡と一緒に考えていいみたい。他のバンドはどうだったか判んないけど、俺達としてはねぇ、 博多弁でも良かったしさ(笑)。
福岡でやる場合、ここでこういう風にノデてとか、曲順とかいろいろ考えてシナリオ書くやない? ところが東京でもそれと一緒なワケ。東京でも同じシナリオで、同じ様に客が動くっていう感じ。

東京から来るプロ・ミュージシャンからよく聞くんだけど、東京は醒めてるって。
佐谷=いや、そんなことなかったねぇ。
平山=なかったよね。
松川=(福岡の)客にスナオなところがあるんじゃないですか?
平山=福岡には東京コンプレックスがあるもんね。東京から来たのやったらなんでもOKいう感じの。

昨日のソロコンもVOR(ビブレ・ホールで行なわれる自主コンサートの企画名)で観客動員数が最高だったし、 そこで販売してたテープも売り切れたみたいだけど、ソロコンもテープも初めて、いうのはモダン・ドールズというグループを考えると ちょっと意外な感じもしますね?
松川=いままで何回も機会あるごとに録音はしてたんだけど、どのテイクも満足いくものじゃなかったんですよ。 で今回大分のスタジオで録ったヤツを聞いてみて、テープ発売ぐらいだったらしてもいいんじゃないかってなって。










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<原本発行 1984年6月20日/復刻初版 1998年8月21日/改訂四版 2004年4月3日>
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