the hakata rock & photo magazine BEATMAKS #3
THE KIDS
....they get up to the start just now ....
From HAKATA with Love & Peace since 1981
 学生の時メイズというグループでドラムを叩いていた寺山ヒロミは、その後3〜4ヶ月ほどウインド・ブレイカーズを手伝う。このグループには穴井貴恵子や後にヒップスのボーカルとなる大田黒恵美が在籍していた。これが1980〜81年頃。その後会社員として(!)
大阪へ。帰福後、ウインド・ブレイカーズが母体となって出来たマーキーズを脱退した大田黒恵美、さらに中川浩志、石橋勝太郎とともに、1982年半ば、ヒップスを結成。そのキャッチーでポップなサウンドで多くのファンを得るが、翌年9月解散。そしてこの後キッズにヘルパーとして加入。1984年2月マサキ・シュウイチが加入するまでの半年の間、キッズの活動内容は飛躍的にワクが拡がる。初の自主制作テープ「ノイズ」発売、FMレギュラー出演決定、ビブレ・ホール動員客数最高記録達成(しかしこの記録はその2ヶ月後、モダンドールズによって破られるが)など....。
マサキ・シュウイチが加入した新生キッズは、1984年3月17日天神解放地帯に始めてその姿を見せる。彼のワイルドなドラミングとその風貌・雰囲気は、まさにキッズにふさわしいとの評判が少なくなかったのだが、「他にやりたいことがあるっていうのを、俺達が引き止める権利はないし、まあしょうがないけど....。」(桐明)と結局円満退社、いや脱バンドとなったわけだ。

◆寺山くんがヘルパーをしている時から「彼のアレンジはいいよ。」なんて話をしたことがあったけど、今回また彼を選んだ理由っていうのはそこにあるの?
桐明=そうやね。まあそれは彼の魅力の一部分に過ぎんけどね。
Koji Kiriake葉=まず初めて一緒に演る奴じゃないわけたい。このメリットは大きいし、まあデメリットもあるから知れんけどさ、それから今度は寺山にヘルパーじゃなくて正式メンバーとして入ってもらったのには、一つに、ヘルパーじゃ例えば一年後どうする?みたいな話が出来んじゃない?コージの口ぐせでさ、「明日辞めてもいいけん、入って!」っていうのがあるんやけど(笑)。

◆一応辞めてから半年間、寺山くんは外からキッズを見てきたワケね。で、そこに何か惹かれるものがあったの?
寺山=それは辞める前からあったんやけど、仕事のこともあったし、スケジュールのことで2人の足をひっぱり始め出して。今回は仕事の方もなんとか都合つけてキッズで頑張りますんでよろしく(笑)。......まずバンド環境がいい。人間関係っていうのが......練習の時にしても雰囲気がすごくいい。
千葉=もうお互いに立ち入る様なことせんもんね(笑)。
桐明=オトナやね(笑)。常にバンド内のアンサンブルとかバランスとか考えて叩く奴やけんね。
千葉=それと意識が同一化してるってこと.3人ともキッズというバンドでやるだけやっていこうっていう同じ考え方を持ってるってこと。

◆寺山くん以外で他にあたってみようとは思わなかったの?
桐明=ああ、実はいろいろ考えたね?
千葉=俺達より若い奴とか、全然知らん奴のこととかね......。でもね、誰とやってもしっくり行かん部分ていうのはあるもんだって解ったから......。だったら寺山だったら、妥協する部分も小さくてすむ、と思ったわけ。タイコはいいし、アレンジ力もある、今必要なのはそれやないか?っていうので。いやマサキにそれがなかったか?というとそうじゃない。あいつはキッズでそれを出せんかっただけ。

◆それとね、俺だけ考えてんのかも知れないけど、キッズってHiromi Terayama桐明・千葉の結びつきが強すぎて、その中に新しいメンバーが入りこめなくなってしまってる状況があるんじゃないの?
千葉=俺も最近それをチラッと考えたったい。俺達にも問題があるんやなかろうか......ってね。俺とコージが知り合ってもう4年?ぐらいになるけど、そこに1人だけ新しいメンバーが入って来るっていうのは......俺達の方も必要以上に気回したりして。
桐明=なにしろトリオだから。4人とか5人のバンドなら1人ぐらい新しい奴が入って来てもいいかも知れんけどさ。それでさっき話に出たけど、全く知らん奴はこの際避けることにしたわけ。で寺山が期待以上のヤル気を見せてくれるのはウレシいね。曲も作るて言いようしね。
寺山=コージがすべての曲作ったら、あとで印税全部持ってかれるでしょ?そうはさせん!(笑)
桐明=これやもん、これ!(笑)

◆3人でやることに音楽的なことで限界は感じない?
桐明=それはずっと言われ続けて来たことやんね。
千葉=以前、練習の時だけやけどギタリストを一人入れてやってみたことがあってね、確かに音は厚くなったし、コージも楽になったところもあるかも知れんけど....。
桐明=結局3人でやる方のメリットを選んだわけ。

◆そのメリットって?
桐明=簡単に言うとメンバーが少ない方が各自のやりたいことがストレートに出せるってことかな。こういう音楽やる上での最小限度の編成じゃない?3人が3人ともフルに音を出せる編成だから、各自やりたいことが出来る。そりゃもちろん全体のバランスっていうのはいつも考えとるよ。その範囲内でね。












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<原本発行 1984年10月20日/復刻初版 1999年8月30日/改訂三版 2004年3月30日>
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