the hakata rock & photo magazine BEATMAKS #5
THE ACCIDENTS
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■さっきも話に出たんだけど、去年の夏を境にしてアクシデンツは変ったと思うんだ。一昨年だったかアクシデンツ初めて見た時は地味なグループだなァ(笑)とか思ったもん。
原島=去年の、そう、10 月の須崎公園ライブまではかなりキツいことを自分達であれこれやってみた。それまでの積み重ねを確かめる意味でね。九州ツアーやってみたりだとか。
樋口=実験やね、結局。

■九州ツアーを行ったことが最大の秘密?
原島=今俺思うんやけど、九州ツアーやったことが俺達にとってすごく大きかったと思うっちゃんね。

■去年の 7 月でした?
原島=そうね。
樋口=それでそれまでの俺達がバッチリ確かめられたもんねェ。

■それでさっき話してたんだけど、他のメンバーに言わせると原島さんが変ったって言うんだ。
原島=うん、九州ツアーやる前はね、客に対してどうバンド自体持っていくか、どうアプローチしていったらいいか、あんまりわかってないとこがあったんよね。ステージしたくないって思った時期もあったし......。それは自分で自分のコントロールができないってこと......結局楽しめないようなところね。それが九州ツアー行った時、極端な話、長崎なんか客より出るバンドの方が人数多いとかね、でもそのお客さんはファンとして見に来てくれとうワケよね。なんやこりゃ!で手抜いたステージしときゃそれでも済むところなんやけど、でも絶対満足できるもんをやって来た、その自信はあるよね。もうおかげで客が 10 人やろうが 1000 人やろうが、気分的には変りないとこまで来たよ。その部分で非常に変って来たところあるね。あのツアーでバンドのみんなのプロ意識がめざめてきたところもあると思うっちゃん。タフになったよね。

■九州ツアーがアクシデンツにとっては大きなキー・ポイントなんだな。
原島=博多でばっかり演りよったら、その視点でしか物を見れんやない?閉鎖的でさ。博多と北九州の 2 本立てですよ、みたいなんじゃさ。違うポジションの物を見れたっていうのはやっぱ大きかったね。
宮本=お客さんを相手に聴かせるんだっていうのからね、自分が完璧に入り込んでノッてしまうんだ、ちゅう方向にもってけるようになったね。それまでは客が気になったりしよったっちゃけど。まず自分が 100 %入り込んだところで、次が客だ、っていうふうにね。
原島=そう、秀やん(宮本)が今言ったことが一番当たっとるよ。とにかく自分でやれるとこまでやって、それで決めていこう、みたいな。10 月のロフトとかね、うまい具合にそれが表れたよ。ルースターズの連中とセッションして影響受けたとこなんてスゴく大きいしね。リラックスしたムードよね。ルースターズが今まで積み重ねて来たモノに触れた、みたいなとこあったもんね。
樋口=でも考えてみたらこの 3 年間結構うまい具合にやって来れたと思うよ.レールがうまい具合にできとるちゅう感じ。
宮本=もう人が何言おうが全然気にならんもんねえ。中途ハンパじゃいちいち人に迷わされる。
樋口=こっちの気持ちとレコード出す時期とほんといい意味でね。

■思惑通り!?(笑)
樋口=思惑したわけじゃないんやけど......。
原島=意図的な部分もあったんよ、ほんとは(笑)。ロックン・ロール・サーカスにしろ、3 DAYSにしろ。3 日間連続でやるって言った時は「なんてバカなことを!」みたいに言われたけどね、そうやっていろんなイベントこなして 1 つの結果につながっていくんだ、てのは見えとったもんね。何らかの違う効果を生み出すちゅうのは予測できることやけんね。
樋口=予測しとったのが実際そうなっていった感じやね。
原島=こっちの思惑と時代の流れとがうまく一致したんじゃないかな。......人のやらんことたくさんやって来たもんね......。俺達自身も今後どうなっていくかがすごい楽しみなんよ。








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<原本発行 1985年2月20日/復刻初版 2001年3月8日/改訂三版 2004年3月31日>
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