the hakata rock & photo magazine BEATMAKS #5
Review! Gigs #5 - January ,1985 -
85年お正月〜みんなおしゃれになれるかな?/モード・メーカー at 福岡ビブレホール
From HAKATA with Love & Peace since 1981







 実質的にはモード・メーカーのソロ・コンサートだったけども、出演グループのラインナップをみるといずれも今年の活躍に期待できるものばかり。まだまだ既成の枠にはまってはいるけれど、少しでも僕らに新しい興奮、新しいインスピレーションを与えてくれるよう願うところだ。
  急きょ出演決定のダブル・ハートは北九州のグループ。結成3年でアマチュアとしては息の長い方だ。ドラムスが単純なリズムを叩きベース、キーボード、ギターが16ビートのリズムを刻むという、今ではもう流行りとは言えなくなったタイプの、いわゆるダンサンブル・ポップ、それに説得力が今ひとつ感じられず、演奏技術はマンザラではないのに、惜しい、もっと彼らなりの新しいアイデアが欲しいところだ。客の方も緊張から一気に怠惰の世界にイッちゃったみたいだ。
  続くロリータ、この時の演奏は素晴らしかった。実にタイトで小気味良い。特にギターはステージごとにソリッドになっていくみたい。そこに穴井真由美のブラスチックなボーカルが「あたしあんたと寝てみたあい」と歌いだすと、なんとも不思議なバランスが生まれる。ただ客席と精神的なコミュニケーション(と言うべきかな)がはかれてないのが問題と言えば、唯一の問題だなァ。ステージ側も客席側も緊張しっぱなしだもん。
  当日の真打ちモード・メーカーはその点においてはスムーズなステージ進行だった。これは彼ら目当ての客が多かったことだけが原因じゃない。「何そんなに緊張してしてるの?さァさァ楽しくやろーよー」という空気を彼らはステージに上がるだけで作ってしまうのだ。おまけにモード・メーカー恒例の(ゴメン!)機材トラブルはこの日はゼロ。マイクがビビってたのはPAの調子が良くなかったのでしょう。
  この3バンドで200人近い入場者。こりゃ今年の動向がいよいよ楽しみです。



(木之内次利)
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<原本発行 1985年2月20日/復刻初版 2005年8月31日>
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