the hakata rock & photo magazine BEATMAKS #5
PERSON TO PERSONS
■ THE ROOSTERZ ■
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●社長さん !? その人がああやって詞を書いてるわけですか?
安藤=っていうか、大江がまず詞を書くじゃない?英語で。それに手を加えたり、イメージ膨らませたりするわけ。

●それから今回10曲中5曲まで詞が柴山俊之、曲が花田裕之というパターンで話題になっているところだけど。
安藤=うん、花田が作ってきた曲に柴山さんが詞をつける、っていうパターンなんだけどね。あの人との仕事は本当スムーズに進むね。

●ああ詞は後なんだ。柴山さんが作詞するともうある程度曲のイメージまで出来上がるみたいなんでこう質問したんだけど。
安藤=いやいや曲が先だからね。
花田=割とそう、イメージ定まってしまう部分てあるけど、俺達の場合曲が先だからさ。

●話は変りますが、「ジャンピング・ジャム」のレコードは聴きましたか?
安藤=聴いた聴いた。

●福岡以外に住む人がどういう印象を持つかっていうところにとても興味あって……。音楽雑誌のレコード評なんか読むと、割とどこも否定的なんですよね。
安藤=東京で何人かと話してみたんだけどみんな違うこと言うんだ。例えば俺が、「おっ、かっこいい、面白いじゃん」と思ってるバンドでも「だめだよ、こんなの」なんてね。ま、これは個人の思い入れだから当たり前のことなんだけど、結局最後にはみんないっしょの事を言うよ、「すごいね、こんなレコード出て」。
花田=ほんと恵まれとるね。あんなさ2枚組みのレコードで、日本全国の人に聴いてもらえるしさ。
やっぱりそこらへんに落ちつきますか。
安藤=そうだねェ。でもやっぱり博多・北九州ってえのは面白いと思うよ、素材が。雑誌は否定的に書いてるかも知れないけど。だいたいね、今回のレコード評なんて…笑ったよ。「いろんな受け取り方があるもんだなぁ」なんて。

●いいじゃないですか、実に"φ"な受け取られ方で(笑)。
安藤=(大江に)思惑通りじゃない!(笑)
大江=(笑いながらも沈黙)
安藤=何か言いなよ。
大江=1,2,3,4,5.

●何かすごいこと考えてるみたいだなぁ、ほんとは。





 オーダーした白ワインに一回も口をつけずただグラスを眺めていた大江慎也。とうとう彼からは何も聞き出せなかった。概して自分達の作品に対しては寡黙なルースター達だが、実は僕もその方がうれしいのだ。レコードとライブ・ステージ、この2つの「作品」を提示するだけで、それに細かな「補足」などつけない彼らの姿勢は実にアーティスティックだ、というといろいろ反論もあろう。しかし彼らのその姿勢の向こう側には何やら得体の知れない、とんでもないものが秘められているのでは、という予感。どうしても沸いてくるじゃない?







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<原本発行 1985年2月20日/復刻初版 1998年9月1日/改訂三版 2004年3月7日>
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