the hakata rock & photo magazine BEATMAKS #6
THE MODERN DOLLZ
Changing into Eccentric Dandies #1
●構成:田原一晃  
From HAKATA with Love & Peace since 1981
昨年8月都久志会館を満杯に埋め尽くした客の中の誰がひと月後の突然のメンバー・チェンジを予測できただろう? 新生モダン・ドールズが始めて博多のファンの前に姿を見せたのは同年10月10日須崎公園ライブ。急に2人もメンバーが代ったことに驚きの色を隠しきれない表情のファンの中で、彼らは極めて自然にいつものペースでプレイを披露した。
そしてその4ケ月後、今年の2月の始め、久し振りに福岡ビブレ・ホールへギグを観に行ったファンは、早くももう一度戸惑わなければならなかった。ソーダ・ポップな8ビート・ロックン・ロールばかり演奏することにストップをかけたモダン・ドールズに、メンバー・チェンジと音楽性の変化についてインタビューした。どうやらその2つとも彼等にとってはプラス・メリットと出たようだし、ライブを重ねるごとにファンとのコミュニケーション度は深まりつつある。
モダン・ドールズの現在のメンバーは、佐谷光敏(vo)、松川泰之(g)、小峰勇治(g)、田浦祐蔵(b)、下鳥浩一(ds)の5人である。今回のインタビューはこのうち佐谷、松川、小峰の3人に行われた。



ちょうど1年前にインタビューした時、福岡で今の環境のままロックできて、たとえ中央のTV番組に出演する折になっても福岡から出かけて行ってまた戻ってくるとかいうのが理想だと言ってましたけど、1年たった今も変わりませんか?
■佐谷■そうやね。限界ギリギリまではそうしたい。

その限界が近づいてきた、なんてことは?
■佐谷■いや、俺にはまだ福岡でしたいことがたくさんある。それは松川や小峰にしたって同じだと思うし。別に福岡にこだわっとうわけやない。でも何をするにしてもベースとなるところは必要だということで。この先それは例えば東京、大阪、広島、京都……札幌になることもあるかも知れん。けど今は福岡が一番いいベースになっとうっていうこと。

基本的には1年前と変わりないってことだな。
■佐谷■そうやね。

「俺がやりたかったのは今のモダンみたいなこと」by 小峰

パイレーツ、ハカパラ(博多パラダイス)と、割と泥臭い音楽をルーツに持ち、それに近い位置にあったバンドからモダンに加入した小峰さんですが。
■小峰■いや、パイレーツはR&RやR&Bそのままのバンドやったかも知れんけど、ハカパラに関しては割とモダンに近い線も持っとったから、モダンに入る時もそんなに違和感なかったですね。
■佐谷■うん、ハカパラっていうバンドは渋いバンドって言われがちで、そこで悩んどったところもあったんやないかと思う。
■松川■こっち側にしても違和感は全然なかったし、それどころかもう長いこと一緒にやって来たような気がするもんねえ。

Modern Dollz at 須崎公園 (OCT84)モダンに入る前はモダンをどういうふうに見てたんですか?
■小峰■ポップで…人気があっていいなあ(笑)とか。俺も今までやりたかったのはモダン・ドールズみたいなことやったし。

あ、ほんとに?
■佐谷■ま俺の想像やけど、ハカパラっていうのも、メンバー・チェンジ前のモダン・ドールズも、メンバー同士の間に新鮮味を見いだせなくなった部分ってあると思うんよね。良く言えばツーツーなんだけど、結局馴れ合いよね。そんで自分でももっとなんかやりがいあることしたくなった時期でもあったんやけど。で、たまたま話す機会があって、じゃ一緒にやろうか?っていうことになって…。すごく自然な感じで、だからいまだに俺もメンバー・チャンジしたような気がせんわけ。
■松川■音楽的なこと以外でも考え方が似とるところがあるし。

田浦さんもそんな感じなのかな?
■佐谷■うん、俺が理想として描いとるものがあるとすれば、この5人になってからその理想にかなり近くなってきたみたいな気がする。それはメンバー全員感じとることやと思うしね。












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<原本発行 1985年4月20日/復刻初版 1998年10月18日/改訂二版 2000年12月29日>
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