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陣内孝則 − ダンディー・ロッカーのこころいき − |
TVドラマやミュージカル出演の経験を通してロックン・ロールへの取り組み型が以前と変わったなんてことは? 陣内=俺はいつもトリッキーなロッカーでいたいと思ってるんだ。 トリッキー?陣内=なんかこう、とんでもないことをやるようなね。それでミュージカルもやったんですけどね。ミュージカルの舞台踏むたびに「やっぱり俺はバンドマンなんだ」って自覚するようになって。TVドラマも結構出たけど余り評価してもらえなかった。だけどミュージカル、これは抜群にいい評価受けてね。で、ああ俺はやっぱりライブ人間なんだなあって思いましたよ。取組み方ってことに関しては以前と変わってないですね。 ミュージカルやったことは「道草」じゃないわけですね? 陣内=ロックスターの大道を行くやり方ってあるじゃない?レコード売って全国ツアー成功させて……。それもすごく大切なことだと思う。けど俺の考え方はちょっと違うんだ。自分に限界を作りたくないと……例えば芝居とライブの陣内、違うんじゃない?ってよく言われるんだけど、そんなんじゃなくてね、芝居を見た後にライブを見て「奥行き」を感じてくれればいいと思って。この前芝居やってたヘンなヤツが今日はこんなライブやってたっていうふうなね。 立体的というか、それがトリッキーってことですか? 陣内=うん。もっと「つかめない人間」でいていいんじゃないかなって思う、もっと過激に。いろんなことやってみたいし、それらが最終的にどこかでつながればいいと思う。デビット・ボウイの変化のしかたなんてすごいじゃない?グラム時代からさ、もうどんどんどんどん、予想も出来ないくらい変わっていくじゃない? それでもって見てる側にも納得させちゃう。 陣内=ねえ?……あのさ、手品見せて驚かせる時の快感てあるじゃないですか、あれ俺すっごく好きだな。 手品? 陣内=「俺はこうだからこうなんだよ!!」なんてコブシつき出す方法ってのもあるけど、いきなり手品見せちゃう。で驚かせる。俺はそっちの方狙いたいな。ひょっとしたらこの先、まるでロッカーズみたいなの演るかも知んないし、明日っからフュージョン演るかも知んない。「あのヤロウ、どういうタマ出してくるか、さっぱりワカンネェ」そういうロッカーになりたいですね。 なるほどトリッキーだ。 陣内=大リーグにニークロって投手がいるでしょ。ナックル・ボール投げてキャッチャーも取れない。どこへ投げてんだかタマに聞いてくれ(笑)。 <次頁へ続く> |
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