the hakata rock & photo magazine BEATMAKS #7
ZELDA - LIVE IN KID -
「いま3枚目のアルバムのために、毎日リハーサル中です」
チホが言うと、客席の歓声はひときわ大きくなった。
From HAKATA with Love & Peace since 1981
◆もう4回目ぐらいだから、ファンもノリ方を心得たのかな?(笑)フキちゃんは今日、すごくキラキラした音を出してたけど、何か新しい機材を?去年は使ってなかったみたいだけど。
チホ=聞いてくれました!(笑)
フキ=ああ、あれはハーモナイザー(ギター用エフェクター)の一つなんです。
チホ=このツアーのために買ったという!(笑)

◆2枚目の"Carnaval"なんてそういうエフェクター類とか使って凝った音作りになってたけど、ライブとの兼ね合いはどう考えてる?
ZELDA at KID (JUN85)チホ=東京のシアター・アップルでのライブではバイオリンとかシンセとか入れてやってみたりもしたんですよね。ところが最近、わたしたちはギター・バンドなんだ、ライブ・バンドなんだっていう意識に目覚めてきて。一時期は「もっといろいろやってみたいな」なんて思ってて、多少凝ったりもしたけど、最近また元に戻ろうっていう風潮がゼルダ内にあって。

◆じゃ次のアルバムが割とストレートな仕上がりになるだろうっていうのも、そこらへんに関係してるわけだ。
チホ=そうですね。曲によってはサックスやキーボードが入るかも知れないけど、ゼルダはタイコにベースにギターにウタっていうベーシックな編成のバンドで、それが本当の姿なんだってわかってもらえるアルバムにしたいと思います。

◆歌詞は?
サヨコ=ラブソング……。ラブソングって今まで書いたことがなかったんですけど、書いてみようかなって……と思って。そしたらどんどん書けて。「わたし」と「あなた」と「自然」っていう三角関係のテーマを作ったんです。

ZELDA at KID (JUN85)◆というと?
サヨコ=普通恋をする場合は……まあ色んなパターンがあると思うけど、普通は男と女。でもそれだけじゃ恋は成り立たなくて、アダムとイブみたいに「あたし」がいて「あなた」がいて、それから「自然」があってこそ恋愛が成り立つと思うんです。だからといって、これから山にこもって愛する人と2人自給自足で暮らしましょう(笑)とか、そんなんじゃなくて……。

◆「自然」というのは単に「環境」ってことじゃないんだな。
サヨコ=「ホールズ」ってメンソール・キャンディのCM知ってます?会社でイライラしてるOLがそのキャンディ口にした瞬間、「行ってきま〜す」まんて海岸だか草原だかにフワ〜って飛んでっちゃう。つまりキャンディとOLと自然の三角関係が意識の上で成り立っているわけですよね。

◆そう考えるようになった、そういうテーマが立ったのはどこから?
サヨコ=単純に夢想なんですよ。こうなったらいいなあ、なんてすごい個人主義的な感じだけど。これまでのわたしの書く詩って、神秘とか叙情をテーマにしたものが多かったんだけど、割と「人」が出て来なかったでしょ。これからは徐々に出てくると思う。……「うめたて」なんかもわたしの中の「自然」としてとらえていくんじゃないかな。

◆歌詞のほうはわかったとして、曲のほうは?リハーサル中だっていうことだけど。
チホ=一応リハ中なんだけど、まだアレンジなんか全然決まってなくて。「小人の月光浴」なんかはもうライブで演ってるけど。








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<原本発行 1985年6月20日/復刻初版 1998年9月10日/改訂三版 2004年3月31日>
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