the hakata rock & photo magazine BEATMAKS #10
ANGIE
カセットマガジン・ビデオの発売・全国ツアーと巧みなフットワークをみせた85年のアンジー。
自主制作アルバム「嘆きのばんび」発表を語る。「まだまだ満足しとくワケにゃいかんよ!」
From HAKATA with Love & Peace since 1981
「この前インタビューしたのがちょうど1年前だったじゃない?」
「え、1年?もうそんなになる?……あんまり載らんのやねえ(笑)」
「そんなことないよ(笑)」

インタビューの冒頭で、水戸華之介とこんなやりとりがあった。写真とかよく載せてるじゃない、と一応は答えておいたけど、確かに85年のアンジーの活躍ぶりは以前よりはるかにイキオイづいていた。
84年暮れ、6曲入りテープと48ページ・ブックレットのセット「カセット・マガジン」の第1弾「木偶の坊」を発売。以来85年に入ってからは30分ビデオ「ヘルプ!4人はでくのぼう」、カセット・マガジン第2弾「罪と罰」、第3弾「ガセネタ」とたて続けに発売。
ライブのほうも各テープ発売と同時に「ホントにやる気のあるライブ」、「赤と黒」(2日連続)、「ガセネヤ音楽会」(同)と行った。
さらに6月末大博多ホールでのライブを皮切りに、東京・大阪ほか全国7か所を回った「天国ツアー」。
どんどん加速を増してきたアンジーの、85年最後のステップがレコードの制作。アクシデンツの"Nite Time"を手がけた松本康氏をプロデュースに迎え、10月〜11月にかけて福岡ワンナイン・レコーディングスタジオで録音されたこのレコードは、予定より少し遅れた2月1日、「嘆きのばんび」とタイトルされ発売される。アンジーの作品がレコードというカタチで発表されるのは、オムニバス盤を除けばもちろんこれが初めて。
久しぶりのアンジー・インタビュー、まずはやっぱりこのレコードのことから聞いてみよう。

●レコーディングはどうだった?
華之介=俺はおもしろかったけどね。ほかのみんなはどうですか?
がちゃ彦=苦しかった(笑)。

ANGIE at 天神VIVRE屋上(MAY1985)● 「アンジー通信」ていうのを読むと、なんだかすごい自信じゃない?
華之介=もうレコーディングする以前から自信があったもんね。リズム録りもせんうちから。

● それは?
華之介=もう、流れっていうか、いきおいっていうか。レコーディング前に、1ヶ月ちょっとの期間かな、中身の濃いミーティングを数多く繰り返せたっていうのが、ひとつのウラヅケになってる。選曲は当然だけど、どういうふうに変えればその曲にとって一番いいかとかね、煮詰めていったわけ。

● 「流れ」っていうのは?
華之介=かれこれ4人ともつきあいが長いから、だいたいわかるんよね……みんなの心の中(笑)というか、どの程度一生懸命かなっていうのがわかるんよ。ただ顔を合わせて話しよるだけで。コシの入れかたが。もちろんソロコンするっていえばそれなりにコシは入れたし、東京行くっていえばいろいろ話し合いもしたし練習もした。だけどそんな中でも今回はみんな一番コシが入ってるなってわかるわけ。「人生賭けてるな」(笑)いうふうなのをヒシと感じたから。これだけ4人の気持ちがまとまってボルテージあげれば、絶対にいいモノができるなっていう自信がある。曲そのもの、詞とメロディーについての自信は前からあったんやけど、その曲をどういうふうに料理するかが今回の大きなポイントやった。

● レコード出す話はいつ頃から?
華之介=話だけなら、それこそ植中伸二(初代ギタリスト)がおった最後のへんから。

● 具体的になったのは?
華之介=納得いかんね〜の期間がだいぶあって、よし今だ!ってなったのがツアーに行った頃かな。

● 去年の12月からこれまで….今回のレコードまでちょうど1年だけど、アンジーはカセットマガジンを3本出した。プロデューサーの松本さんはこれをレコード制作のためのテープとして考えてるようだけど、アンジー自身はどう思う?
華之介=うーん、そうやろうね。

● カセットマガジンとレコードは同等か、それともカセットが並んだ上にレコードが来るのか……。
華之介=いや、やっぱりレコードとカセットは違う。










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<原本発行 1985年12月20日/復刻初版 1999年4月12日/改訂三版 2004年4月21日>
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