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かのスタークラブに映写スクリーンを引きち切られ、ビブレ・スワッターズに騙し討ちを食らって以来、パンク御禁制の地になってしまったビブレホールにCOBRAがやって来るという訳で、期待と不安のないまぜになったコンサートになったので御座います。当日、開場前にホールの回りを覗いてみると鋲付き革ジャンを脱いだパンクスがチラホラ。この辺はインディーズ・フリークスで甫足さんが何回もプロパガンタした事が効いたみたい。去年のコブラ熱みたいなのを考えたらちょっと少ないかな、なんて思ったりして。リハーサルを終えたボーカルのヨースコーにいろいろ聞いてみた。結成は4年前、'83年に「BREAK OUT」、'84年に「1984」、'85年に「STAND THE PRESSUARE」をリリース。昔はパンク(音よりはファッション、ファッションというよりはパンクの新しさみたいな部分)を意識したそうだが、今はそうでもないようだ。ところがぎっちょん、山善が終わってコブラのS.E.が流れ出すとドーッとステージ前に少年達が集まって来て、「Oi!Oi!Oi!...」とコブシを振り上げながらの大コール。ここらでイヤーな予感が頭を掠めたのだ が、案の定ライブが始まるなりP.A.用のスピーカーを押し倒しかけ、ステージの上に上がってジャンピングするなど、大元気大会健康第一飛び散る汗が青春だ!的状態になった。こうなったらバンドが何演ろうが関係ない訳で、要するに速い曲であったら何でも良いのだろう。この辺、バンドと客の間にコミュニケーションの断絶があるみたい。僕の感想から言えば、コブラはコブラであってコブラ=パンクなんだけど、客の方からはあくまでOi・パンクとしてのコブラを求めているみたいですねん。ロックンロールの新しい可能性みたいなものを見せてくれたコブラには、パンクス以外の人達に観てもらいたいたいなあ、などと思ったのでありました。さて、コブラの大混乱ですっかり印象の薄くなった山善だが、メンバー・チェンジ後博多でやるのは始めてとあって心地よく緊張している様子だった。池畑&穴井の重厚リズム・セクションに石橋のやりっ放しギターwithマーシャルも重戦車のような迫力があって良かったけれど、現在の板東+角野+穴井のコンビの方がピシャリ安定していてナカナカ!山善の歌もバックの音とムリなく溶け合い、バンドの音になっている。音楽スタイルから言えば完全に時代遅れなんだけど、それを越える説得力とインパクトに満ちているみたい。今年中に LP 発売の噂のある山善だが、4月、5月とツアーも決まっているし、山笠に向けて今年は山善の年になりそうだぞ。 (徳留 豊) |
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