the hakata rock & photo magazine BEATMAKS #13
HEATWAVE
- ずっとストレートばかり演ってきた -
From HAKATA with Love & Peace since 1981
5月4日のROCKTRIP8で始めてHeatwaveのライブを見た。この日はKIDSの解散コンサートの日でもあり、ビート・ファンを(どちらを選ぶかで)大いに悩ませたが、実はリーダーの山口洋(Vo.G)は自らのステージを追えた後、その足でKIDSのステージに友情出演する為に姿を消したのである。その為か、その日のライブはサッと演ってサッと引き上げたという感が強かったが、初体験のライブの印象は悪くなかった。むしろ、思った以上に気に入ってしまったというのが正直な所だ。何が良かったのか考えてみる。セミアコの音が心地良かったからか、リズムがタイト(特にDr.の大島のシャープかつダイナミックな叩きっぷり)だったからか、大好きなテレビジョンやルー・リードの曲を演ったからか。どれも違う。いろいろと考えた揚げ句、もっと大きな意味で彼らの音楽に向かう姿勢に感銘を受けたのだと気づいた。言い換えれば、派手さを装って大げさな自己演出をする事無く、自分達のありのままの姿を見せようとする態度に、ある種の清々しさを感じたからだと思う。
Heatwaveは、これまでROCKTRIP等のイベントやライブハウスで活動してきたが、去年の11月にミニLP「36°5」を発売、今年に入ってからは2回目のソロコンサートが7月27日に決まり、現在8月の全国ツアーの企画が進行中といった具合に着実に活動の幅を広げ、一歩外に向かって踏み出そうとしている。そこで、彼らにとってターニング・ポイントになるであろう7月のステージを据え、バンドの"今日まで、そして明日から"(古いか!)をVo&G山口とDr.の大島に語ってもらった。

 ■何時からバンドをやっているんですか?
山口=ヒートウェイブという名前が出来たのは'79年か80年からで、うん、もう6・7年になるね。その頃は高校生で、どこにでもいる高校生バンドだったね。メンバー全員、同じ学校の同じクラスで。俺はHEATWAVE at VIVRE (MAR1988)このバンドでしかやった事が無いけど、今までメンバーチェンジが17回(!!)あったりして、やっと今、落ち着いたって感じ。オリジナル・メンバーで今残っているのは俺だけかな。

 ■今の状態になったのは?
山口=Vo.の中原が辞めてからだから1年位前。

 ■随分バンドのイメージが変わったんじゃない?
山口=無理矢理変えたんじゃなくて、やりたい事やりよったら自然に変わったという感じだね。でも、やっぱりVo.が抜けるというのは大きかった。それまで自分が歌うとか自分が詞を書くとか、これっぽっちも思わんかったしね。路頭に迷いましたよ、本当(笑)。

 ■うーん。ところで、子供の頃はどんな風だったの?
山口=陰と陽の間をうろつくって感じの普通の子供。中学の頃、ギター弾きたくてフォーク(笑)やったりしてた。マズイかな、これは。で、高校入ったら訳分かんなくなって。

 ■その頃パンクが流行ったんだ。
山口=もう、頭が天井に刺さるっちゃないかっていうぐらい。その頃はストーンズとか、セックス・ピストルズ(笑)。

 ■ヒートウェイブの由来は、やっぱりジャムから?
山口=うん。というか、最初"ジャンピンジャックフラッシュ"って名前で、あまりにも安直だったし(笑)、その頃聞いて格好良かったから。(注、「ヒートウェイブ」という曲は'60のモータウンから出た、マーサ&バンデラスがオリジナル。ポール・ウェラーのいたザ・ジャムがカバーした事は知ってるだろ?)音楽性は変わったけど、親から貰った名前みたいなもんで変えられんけん。








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<原本発行 1986年6月20日/復刻初版 1998年11月17日/改訂三版 2004年3月28日>
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