the hakata rock & photo magazine BEATMAKS #13
HEATWAVE
- ずっとストレートばかり演ってきた -
From HAKATA with Love & Peace since 1981
HEATWAVE at VIVRE (MAR1988) ■今はテレビジョンの影響が強いみたいだけど。
山口=確かに好きなんだけど、例えば、この前TVで「夕やけ小やけ」がかかったんですよ。あれはバックの演奏無しで歌えるでしょう。本当はそういうのを...。実際演るという訳じゃないですよ。テレビジョンはバンドのアンサンブルとか、ギターの音とかもの凄く刺激的だけど歌えないんですよ。道歩きながら口ずさめないでしょ。かといって、ポップにやりたいという意味じゃなくて、とにかく"歌"を作りたいんです。そういうのが強くなってきましたね。最初はイヤイヤ歌ってたけど、やめられなくなった(笑)。ここで核爆弾が落ちたとしますよね。ギターだったら1から作らなきゃいかんけど、歌はどこでも、何も無くても、歩きよっても、仕事しよっても歌えるから。日本でロックをやるっていうのは結局の所物真似な訳ですよ。だけど、自分達がやるべき事っていうのは物真似じゃいけない。これからは自分の中から作り出していこうと思うんです。今はまだ全然見つけてないけど、最終的にはそれがやりたいですね。ただ、自分達がやりたいのはR&Bバンドだっていうのが根本にあるけんね。長い目で見た時に昨日よりも今日ほんの少しでも進歩したものを作っていきたいし、やってるうちに落ち込むことがあっても振り返ってみると確かなものがそこにあるって具合にしたい。そういう意味じゃ自然にやる事と、自分達に正直にやる事と、続ける事、そして昨日よりも良いものを作っていくという事ですね。今は自分にとって刺激のあるものを捜している状態だと言えます。

HEATWAVE at VIVRE (MAR1988) ■うーん。
山口=それと、今見渡してみるとね。模倣とパクリを勘違いして同じ次元で考えてる奴が多いんですよ。蔓延ってるでしょ。そういうのはね、ちょっと……。好きな音が無意識に出るならともかく、ギターソロまで一緒とかいうのもありますからね。

 ■でも、オリジナルよりカッコ良かったらそれでいいという意見もあるけど。
山口=それで納得してる奴だったらそれでいいけど、とにかく自分は自分達のものをやっていこうと思ってるから。

 ■ところで、ここ一年間ぐらい振り返ってみてレコードの発売ってのはヒートウェイブにとって大きかったんじゃない?
山口=やっぱり、それまで自分は所謂"激しい"ステージングをしていた訳なんですよ。1ステージで60回飛んだとかね(笑)。ロックンロールも好きだけど、一番判ってもらいたいのはやっぱり音楽でしょ。誤解じゃないけど、そういう部分が先走りしとったからね。そこでVo.も抜けて新しくなったし、ここは無理してでも変わるべきじゃないかと思ったんです。

 ■なるほど。それまでは博多の1ビートバンドってイメージだったもんね。
山口=人と同じ事をやりたくなかったしね。

 ■「36°5」が一番今のヒートウェイブのイメージに合ってるという気がするけど。
山口=そうかもしれんですね。作った時は客観的に見れない部分もあったし、今も完全に満足しているという訳じゃないけど、ある程度納得はしていますね。ただ、録音については満足していないとこもあるから、今年中にもう一発やりたいと思ってます。丁度、一年後という訳で。








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<原本発行 1986年6月20日/復刻初版 1998年11月17日/改訂三版 2004年3月28日>
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