the hakata rock & photo magazine BEATMAKS #23
JUN
- ex. JUNKIE HIP SHAKE -
From HAKATA with Love & Peace since 1981
●12月31日、R&R Band Stand(共演/ブルーハーツ、レッド・ウォーリアーズ、バービー・ボーイズ他)に出演。このコンサートがジャンキーヒップ・シェイク最後のステージになった。4月から新たにバック・バンド(Ogawa/g、Goi/b、Yano/Ds、 Mako/Key)を付けてソロ活動に乗り出す事になる。

●現在FM福岡の音楽番組「共感ワンダーランド」(毎週火曜日午後5時30分から放送)でDJを担当中。

僕が初めてジャンキーのライブを見たのはまだ彼等が博多のライブハウスに出演し始めた頃だったと思う。まるで世の中全部に自分の欲求不満を叩き付ける様な田中淳(vo)のワイルドなステージに「なんてパワフルなバンドなんだ」とビックリした事を今でも覚えている。彼がジャンキー・ヒップ・シェイクの解散後はソロ活動に入るという話を聞いて今回色々と話してみたら喋り方から動作の一つ一つまでまるで別人の様にシャイで落ち着いているのにビックリした。二重人格とまで言ったら大袈裟だがステージに上がった時と降りた時でこれ程落差のある人間も珍しい。俄然興味をそそられた僕はこの点から質問を開始した。

●ステージとオフではまるで別人みたいですね。どっちが地なんですか?
 どっちも本当です。まあ普段の自分が本当の自分だとしたらステージの上はいつもは隠されている面が出ているだけ。

JUN (1988)●歌詞も普段のロックバンドとは全然ノリが違うけど影響を受けた人は誰ですか?
 B.スプリングスティーン、ボブ・ディラン、トム・ウエイツなんか好きですね。

●歌詞の中でバック・ストリートという言葉が目に付くんだけどこれはどういう感覚で使っているんですか?だってそのまま日本語に訳したら裏通とか路地裏とかまるで演歌の世界になってしまうでしょ。
 でも別に現実の街を歌っている訳じゃないからね。あくまで自分の中にあるイメージを歌っているだけだから。

●スプリングスティーンの詩のどういう所が好きなんですか?
 瞬間瞬間を捉えてしかもそれが時間の流れを超越している所。過去の様であり未来の様でもあるし、自分の街の様であり他所の街の様でもある。だから聞いていて自分が経験した事のない事でもなんかやったような気分にさせられる所だね。

●でもJunの書く詩は自分の実体験が元になっているんじゃないの?
 そういう面もあるし、そうじゃない面もあります。

●ちょっと抽象的すぎる様な気もします。
 意識的にそうしている所もありますよ。

●例えばB面に入っていたBed of Fire.も火葬場の事ではないでしょう。
 あれはどっちかというと漠然とした不安や苛立ちがテーマになっているんです。マァどうとるかは聞く人の自由ですけど。

●それはバンドをやっていく上での不安や苛立ちなんですか?
 それもあるかもしれないけど誰だって皆そう思う時があると思うんですよ。それはサラリーマンだって何やっていたって同じだと思う。

●何故そういう事を歌の題材に選んでいるんですか?
 うまく言えないけど、そういう事を歌う為にやっている部分もあるし、割り切れないからこそ歌っているのかもしれないね。



●取材・構成/徳留豊








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<原本発行 1988年3月20日/復刻初版 1998年9月26日/改訂三版 2004年4月13日>
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