the hakata rock & photo magazine BEATMAKS #24
SYSTEM in SYSTEM
- ARB interview MAY 5,1988 -
From HAKATA with Love & Peace since 1981
 山笠と並び博多の2大行事であるどんたくシーズンの真っ只中、福岡サンパレスで里帰りロックコンサートが開かれた。出演したのはフィフティーズ、UP BEAT、千年コメッツ、そしてARB。そこの楽屋で始めて石橋凌に会う事が出来た。最近映画やテレビに重要な役所で出演して音楽とは性格の異なる仕事を精力的にこなしているだけに、さぞかしギラギラした顔をしているかと思っていたら意外な位普通の顔をしていた。
 今、僕は6月21日に発売されるPapers Bedを聞きながらちっとも言う事をきかないワープロと格闘している。石橋凌が俳優業を始めたのは僕にとって不思議でも何でもない。何故ならARBの歌は一つ一つが完結したストーリーになっている事が多いからだ。始まりがあり終わりがありしかもエンディングは新しい始まりを暗示している。それを音楽の中で演じればロックになるし、ブラウン管の中で演じればドラマになる。それだけの事だ。本当にそれだけの事なのだ。
 何はともあれ昨年末に元シーナ&ロケッツの浅田孟 を新しいベーシストに迎えたARBにかける僕の期待は大きい、のだ。

●タイトルを直訳したら新聞紙のベッドという意味になりますが、今回のLPは何がコンセプトになっているんですか?
石橋=今までもそうなんですが最初からコンセプトをガッシリ組んで作った訳じゃないんです。作った結果として見えてくると言った方が正しい。今回浅田君が入って最初のアルバムですし、この4人のメンバーでのベーシックなものを作ろうというのがまずあった。内容的には今までと同じく自分等の回りで起こっている事を歌っていこうという事です。

●全曲このメンバーになってから作ったんですか?
石橋=そうです。

ARB at 福岡サンパレス (1988.5.5)

●新しいメンバーが入って新たに触発された部分とかありますか?
石橋=それはもう、大体4人しかいなくてそのうち音出しているのは3人ですからね。サウンド面では今まで以上にベースが重要なポジションになっていると思いますよ。

●ベースと言えばドラムと並んでバンドのボトムを支える位置にあると思うんですが、それがもっと前に出てくるという事ですか?
石橋=もちろんボトムは無けりゃ困るんだけどそれ以上にアレンジとか曲作りの面でインスパイアされる事が大きかったです。

●シングルカットされるSystem in System(A−1)はどんな曲なんですか?
石橋=例えば学校の中での学生の位置とか日本の音楽状況の中でのARBのスタンスの様に社会のどのジャンルでも同じ様なシステムの中で僕等は生きて居る、という事です。

●管理社会とか?
石橋=そうですね。

●A−3にミステリアスダンスという曲が入ってますがARBの歌にはダンスという言葉がよく出て来ますね。
石橋=ダンスと言っても世の中の動きや人の動きをダンスに置き換えたりもしてるから踊りそのものをストレートに歌った曲ばっかりじゃないですね。

●ところで白浜さんが入って初めてARB のLPを作った時は録音に入る前に100曲位カバーを演ってから作ったそうですが、今回はそういう作業は無かったんですか?
石橋=やりました。200曲位演りましたよ。(笑)大体世代が同じでしょう。知ってる曲が多いんですよ。
キース=いや、200曲までいかないよ。198曲だよ。(笑)

●バンドの音を固めるという事は大事な事なんですね。
石橋=去年の10月から浅田君がリハーサルに入ったんだけど、俺達がエキストラのベーシストとツアー回っている頃から今までの曲をリアレンジしたり、次の構想を練ってくれていたからやり出してからは早かったですね。

●世代がほぼ同じで聴いていた音が同じだったからまとまるのが早かったのかな?
石橋=それは一つあるでしょうね。みんなそれぞれ趣味は持っているけど基本的な部分は同じかもしれない。
白浜=本当の意味でベーシックな所に帰ってきたという意識はあります。だから今回のアルバムはシンプルでストレートなギターサウンドに仕上げようと考えていました。














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<原本発行 1988年6月20日/復刻初版 1999年1月28日/改訂三版 2004年4月21日>
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