the hakata rock & photo magazine BEATMAKS #25
EASY COME EASY GO
ニューアルバム録音中のモッズにインタビュー
From HAKATA with Love & Peace since 1981
 最近の円高を反映して海外で録音するアーティストが増えているが、なんとモッズのニューアルバムのレコーディMODS recorded at Heacon (JUL1,1988)ングは彼らの故郷である博多で行なわれる事になった。「頭の中が真っ白になる」と形容される程猛暑の続くタイのバンコックで曲作りに励んだ後博多入りしたメンバーは現役、引退組を問わずモッズがアマチュアだった時代に活躍していた他バンドの歴戦の勇士をゲストに迎えリラックスした雰囲気の中6月20日から7月18日までの約4週間でアルバムを完成させた。予定通りいけば丁度この雑誌が発売される頃にはEasy Come Easy Goというタイトルでリリースされる筈だ。
 今回の取材に当たっては「何故博多か?」という素朴な疑問をメンバーそれぞれにぶつける事から始まったが結論としては「それがモッズだから」としか言い様が無い。ロック・スピリッツと言葉に書けば簡単だが実践する事は容易じゃない。それをサラリとやってのける所に彼等の最大の魅力がある様な気がする。最後にこの取材に最大の協力をして下さったスタジオ・ヒーコンの石橋さんとモッズカンパニーに感謝します。
(1988年7月1日/スタジオ Heacon)

森山達也

 博多でレコーディングすると言ってもやろうと思ったら何時でも出来た事だし、今回はたまたまタイミング的に丁度良かったからやっただけでそう大げさに考える事でもないよ。今まで東京のスタジオでずっとやってきたけど正直MODS recorded at Heacon (JUL1,1988)言って飽きたという所かな。
 バンコックでリハーサルして曲を作ると言ったら凄くぜいたくと言われた事もあるけど逆に俺達より金を持ってるバンドは幾らでもいるから、みんなやれば良いのにと思うよ。俺達はそういう意味で精神的な贅沢は金がなくても今までいつもしてきたからね。それがロックンロールだと思うよ。
 マイペースなんて言われるかもしれないけど自分達のやりたい事は自分達で解るし、それは周りがどうこう言う問題じゃない。とにかく東京で一緒にやりたい奴が少ない訳。それだったら昔一緒にやってた仲間、つまり同じ感覚持っていて、同じ音楽を背負っているツーカーの奴とやりたかった。リハーサル一杯やってやっと解って貰うより、フラリ遊びに来ていきなりやって貰う方が絶対面白い。そういう部分じゃ今回の博多は凄く良かった。楽しみ過ぎて時間をロスする時もあるけどね。(笑)
それと福岡とかロンドン、ニューヨークにしたって音出してない時でも常に一緒に何かやっているという雰囲気があるよね。東京でやると何時にスタジオに集まって何時に終って家に帰るという個人の生活が出てくるから同ぢ手もMODS recorded at Heacon (JUL1,1988)サラリーマン的な感覚になってしまうのが欠点やね。それじゃ面白くない。
 今回は曲作りの為にバンコックへ行ったけどバンコックの事を歌いたいという意識はないよ。見なれぬ街にいると普段とはまた違った物の見方が出来る訳。原宿、六本木の景色を見るより行った事がない街、自分にとって未開の地に行った方が絶対刺激になる。おまけに言葉は通じないし、テレビも無い。もう感覚が変わってくるよね。生活が変わる事によって感性も変わってくる。それを期待していく訳。だから東京でなければそれで良い。
 オリジナル作っているアマチュア・バンドが博多には多いけど歌詞を作る上で一番大事なのは普段から好奇心を働かす事だと俺は思うね。例え映画見たり本読んでも面白い、つまらないだけじゃ時間の無駄やね。好奇心を刺激されたらとにかく自分で行ってみる事。旅の勧めじゃないけど今日本は凄く海外旅行しやすい状況にあるから。例えばバンコックまでたったの8万円だよ。東京−博多だって往復で5万かかるのに。大げさに考える必要は無いね。行ったら行ったでがっかりする事は一杯あるかもしれないけどそれを確かめる事を勧める。とにかく部屋でくすぶってどうこう言うより行動する事やね。










本掲載記事内容及び掲載写真の著作権は別記が無い限り全てビートマックスに帰属しています。
無許可ダウンロード等による本文や写真の複写転載及び二次利用は固くお断りいたします。
<原本発行 1988年9月20日/復刻初版 1999年1月4日/改訂三版 2004年4月22日>
http://www.beatmaks.com/magazine/


the hakata rock & photo magazine BEATMAKS #25



copyright (C)1988 & 2004 Hakata BEATMAKS Studio