the hakata rock & photo magazine BEATMAKS #25
EASY COME EASY GO
ニューアルバム録音中のモッズにインタビュー
From HAKATA with Love & Peace since 1981
苣木寛之


 なんでバンコックでリハーサルをしたのかバンコックについていろいろ取材受けたけど帰ってきてから話すとなんか自分でも嘘っぽくなる。多分本当の所は解って貰えないんじゃなかろうか。だから「行く機会が合ったら行った方が良いよ」としか言えないね。
MODS recorded at Heacon (JUL1,1988) でもあそこに行って頭の中真っ白にしてもう一回やってみようという欲がまだまだあるという事が解った。あんな所と言ったら悪いけどわざわざ日本語の通じない遠い所まで行く訳だから。
 博多については一から出直しなんて気持は全然無いね。レコードを聴いて貰ったら解るけどちゃんと昔のモッズの色は残っている。ただ、まだまだ自分の中に眠っているものや、やりたい事とかいろいろあるけど、そういうのを気にしないでやろうという所かな。曲を作る時に頭を真っ白にしてやりたかったから。
 同じメンバーで10枚レコード作ってきたし、今までのパターンの曲は出尽くしてる訳。確かにやろうと思ったら幾らでも出来るし、やっちゃいけないって事はないし、ファンもそれを望んでいるかもしれないけどやってる方としてはちょっと違う訳。商業ベースとか考えたら同じものをず〜っと出していった方が簡単かもしれないけれど、モッズに居る限りそういう事をしても何も楽しく無い。新しいものや、自分の中の欲求をどんどん出していきたいから。
 でも東京で曲を作るとみんなが望んでいるものが解り過ぎる程解ってしまうものだから大なり小なりそれから離れきれなくなる。それがバンコックに行ったらまったく関係なくなる訳。俺達を知ってる人間なんか誰もいない。それにとにかく暑いからね。全てを忘れさせてくれる暑さやね。
 音楽以外で楽しい事は無いね。それはアマチュア時代も同じだけどあの時はとにかく金が無かったから楽しい所MIXER:石橋氏 of Heacon (JUL1,1988)に行けない訳。どうするかって言えばギターを弾くしかない。バンコックもそれと同じで今度は金があっても使う所が無いそうしたらメンバーと一緒に演奏している時が一番楽しい訳。そういう意味じゃあの頃と同じ気持になれる。
集中出来るといったら無理矢理集中させてるみたいだけど、本当に早くスタジオに行きたいねぇ、という感じ。早くプロになってレコード出したいと考えていてあの頃と同じだね。
 俺はモダン・ドールズやっててモッズに入った頃が自分の中で一番エキサイティングだったと思う。博多に来ればあの頃みたいに血がふつふつと騒ぐんじゃないかと思っていたんやけどその通りやったね。










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<原本発行 1988年9月20日/復刻初版 1999年1月4日/改訂三版 2004年4月22日>
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