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東京と博多の違いはあれど、ロフトの常連で福岡にツアーする度にズシンと腹に応えるパンチを残していく赤と黒とボーカル大場の不気味な存在感でシーンに独自の位置を築いているキング・ビーというロックのダークネスやヘビイネスを表現できるという点で共通する魅力を持つバンドのカップリングとあって久々に高年齢層にも納得のいきそうなライブだった。 まずは赤と黒が先攻。黒のピチピチの皮のパンツに同じく黒のランニング。このバンドを見てまず目に付くのはボーカルの井口タカの爬虫類を思わせる独特なステージ・アクションだが、それを見ていてひょっとして彼はイギー・ポップが好きなんじゃないかと思って後で楽屋で聞いたらやはりそうだった。この本が出る頃には既に発売されていると思いますが、なんと赤と黒の初めてのレコードが出ます。5曲入りのミニLPでエジソン系からの発売です。タカは福岡出身という事で九州には並々ならぬ愛着があるそうなので読者の皆様、是非聴いてみて下さい。もちろん気に入ったら買うように。サン・ハウスばりの黒くて重い男のロックンロールが詰まっています。健全なロックというロックもどきに飽きた人にお勧めです。時代に乗り遅れた不器用な男達なんて誰にも言わせないぜ。 赤と黒が終って次はキング・ビーかと思っていたらここでゲスト・タイム。赤と黒とキング・ビーの混成軍をバックに前日ソロコンを演ったばかりの山善が登場した。なにやら当日急に決まったセッションみたいで、二人ともチョット疲れ気味みたいだったけど、ビシッと決めてくれたのは流石でんな。 予定より約一時間遅れてキング・ビーが登場。3ヶ月振りに見たのだけれど、どんどんブルースの方へ指向が傾いているみたいでますます渋さに磨きがかかっていた。イギー・ポップのカバーでファン・タイムを演ったりとメンバー一人一人の確かなキャリアとテクニックに裏打ちされた普通のアマチュア・バンドには到底真似の出来ない変化に富んだ構成になっていたけど、個人的な感想を言わせて貰えばやっぱり地味。もちろんこんな事を言ってもしょうがないんだけど、大場の個性とサウンドがマッチしすぎていて僕がキング・ビーに期待していたものをはぐらかされたみたいでとっても残念だった。現在録音中と言う事なので早くレコードなりテープという形になる事を望みます。 (中村) |
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