the hakata rock & photo magazine BEATMAKS #31
ZIGGY
− live photo & interview −
From HAKATA with Love & Peace since 1981

武道館コンサートも大成功、ツアーが終れば4thアルバムの録音が待っているというジギー。ボーカルの森重樹一とギターの松尾宗仁のお二人に昨年12月1日福岡市民会館でのコンサートの翌日インタビューしてみました。

ZIGGY at 福岡市民会館 (dec1989)● 取り敢えず武道館はどうでしたか?
森重=それまで斜に構えていて自分が嘘の様に素直に楽しめたし、素直の緊張したし、素直に感動出来て、やっぱり思い入れのある場所は違うんだな、と思った。もしも僕と同じレベルで感激してくれたファンの人がいれば嬉しい。当日は舞い上がっちゃってるから感慨に浸る余裕なんて無かったけど、今振り返ってみるとやっぱり僕にとって感動的な場所だったみたい。

● この前のインタビューでは「絶対感動する筈だけど…」みたいな感じだったね。
森重=僕等みたいなバンドって絶対斜に構えている部分ってあるじゃない。でも、実際はやってみると楽しいんだよね。コンサートはハッピーな場所なんだという事を再認識させられたし、感極まるものがあった。

● 松尾さんはどうでした?
松尾=最初はやっぱりすっごい緊張した。僕等二人緊張組だったの。やっぱりあの場所ってロックなんだよね。高校生の頃、まだ福岡に住んでいたんだけど、外タレが来た時は殆ど武道館に見に行っていたから。ギター弾いててステージの上からアリーナの左側を見た時に、「77年のエアロスミス公演の時、あの辺から見ていたんだ」「俺が今立っている位置がジョー・ペリーの位置なんだ」と思って感動しました。
森重=あそこよりキャパの広い所は沢山あるんだけど、あそこ以上に自分にとってロックな場所を探そうと思ったらないんだよね。どうしても、と言われたら渋谷の屋根裏とかさ、ジプシー・アイとかになっちゃう。やっぱ武道館は70年代の蔭を持っているし、何バンドも凄い名演してきた場所だからね。
松尾=だからどんなにロック・バンドっぽくない事をやってても武道館が似合っている内はロック・バンドだと思う。今日本には武道館が似合わないロック・バンドが一杯いるじゃない。敢えて名前は出さないけどバンド・ブームに乗っかって出てきたバンドには武道館は似合わないし、出ちゃイカンと思う。

● ロックの殿堂に出た、という感じ?
森重=そう思ったから多分緊張したんじゃないかな。でも、キャパシティという面だけで物事考えて今武道館は通過点に過ぎない、という人達だっていると思う。だからいきなり東京ドーム、というバンドもこれからガンガン出て来るんじゃないかな。だから武道館にある種の感慨を抱くのは僕等の世代までかもしれない。だって、俺が最初にキッスのコンサートを武道館で見たのは中学2年生の時だったもん。
松尾=俺がエアロを最初に見たのは中学3年生の時だったし…。もちろん九電記念体育館でも見たんだけど、やっぱり武道館には特別の思い入れがあるんですよ。下らない話かもしれないけど、俺武道館に出る時は絶対パンタロンはいて出たかったの。

● どうして?
松尾=ロックに対する俺の価値観とまで言ったらおおげさだけど、前々からそう言っていたんだよね。

ZIGGY at 福岡市民会館 (dec1989)● ジギーにとって今回の武道館は大きな区切りになったんじゃない?
森重=これからはもっと上を見ていかなくちゃいけないかもしれないね。これまではアマチュアの延長で出来たというか、アマチュアの頃のロックに対する憧れみたいなものでやってこれたと思う。しかし、自分じゃ気付かないけど、ファンの間から「武道館以降変化が出てきた」という声が上がってるんだよ。それを凄く感じる。やっぱり今まではロックを憧れとしか捉えてなかったし、それだけできたんじゃないかな。ああいう風になりたい、という気持ちが結構支えになっていたと思う。武道館のアンコールで敢えてハノイロックスのカバーを3曲やったんだけど、あれがアマチュアっぽさへのピリオドになったんじゃないかな。










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<原本発行 1990年1月25日/復刻初版 1998年9月2日/改訂三版 2004年4月3日>
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