the hakata rock & photo magazine BEATMAKS #31
ZIGGY
− live photo & interview −
From HAKATA with Love & Peace since 1981
● 赤信号、みんなで渡れば恐くない !! なんちゃって。でも、ライブハウス以外でも普通の子が増えたような気がする。
森重=状況云々を俺等が言っても変る訳じゃないけど、やっぱりブームって虚しいじゃない。ガンガン流行っている時は良いZIGGY at 福岡市民会館 (dec1989)けど、いつかは終わりが来るでしょう。

● バッド・ボーイズ・ロックという言葉も何処かに行ってしまったね。
だって本当のバッド・ボーイはロックをやらないでしょう。ロックよりもっとラクチンで楽しい事やっているんじゃないの?

● さっき権威、という言葉が出てきたけど、今ロックが保守か革新かと聞かれたらどちらかといえば保守になるんじゃない。
森重=それは既にそうだね。でも。ロック自体突き詰めようとすればする程基本が大事になるという点でクラシックに近い所があるんじゃないかな。

● 確かに今はブルースに根ざしたロックがメイン・ストリームになってるね。
森重=単なる回帰現象かもしれないけど、ロックのルーツというとそっちに行くんじゃないかな。俺が思うにバンドというのは表現する音楽が保守的でも革新的でも、どっちでも良いと思うの。ただ、バンドマンのやっている姿勢として途中からいきなり権威側に回るのは絶対嘘っぽいと思うね。実際他にも作られたバンドだって一杯いると思うし、そういう事にいちいち憤る必要は無いかもしれないけど、特に今はイカ天はブームになっているから目につきやすいと思います

● でも、イカ天そのものに対する評価は後数年経たないと分からないんじゃない?
松尾=それは言えるかもしれない。
森重=しかし現時点で問題点を抱えている事は事実だと思う。
松尾=番組云々より、バンドが問題抱えていると言われたらそれまでだけどな。
森重=だからあれを利用していきなり権威側に回ると言うか、デビューする事を目的にするバンドが増えてくる事が問題だと思う。
松尾=しかし、もしも俺達がまだアマチュアバンドだったらあれに出なかったかと言えば疑問だけど。出るかもしれないし。
森重=そこまでポリシー無いから。
松尾=意外と豆腐だったりするもんね。
森重=ひょっとしたら出演している奴もみんなドライかもしれないし。
松尾=もう割り切ってるかも。俺達より全然計算高くて大人だったりして。
森重=ただ、若い子からよく聞かれるんだよね。どうしたらプロになれるんだって。
松尾=俺はプロになる為に音楽やった訳じゃないし…。

● もしもプロになる為のやり方がちゃんとあるんだったら凄いよ。
森重=イカ天がそのマニュアル化しちゃったら厭だな、と思う。最近そういう蔭が見えるような気がしてさ。

● 最後にこのツアーが終ったら次のアルバムの録音に入るそうですけど、どんなアルバムを作ろうと思ってますか?
森重=別にコンセプトは無いけど、こういうシングル・ヒットがあった後だからこそ、基本に忠実というか、ジギーらしいサウンドにしたいと思う。前作のNice & Easyが僕自身どの辺まで音の幅を広げられるかな?と言う意味で奥行きは無いけど、間口だけは広げたアルバムだったと思う。ただ、祖の中で正直これは広げ過ぎたな、と感じてる所もあるんでそういうのを整理して、もう少し的を絞り込んでもうちょっと奥のあるアルバムを作りたいと思います。

● 具体的にはどの辺を整理して、どの辺を突っ込もうと思っているの?
松尾=広げ過ぎたという面では、例えばレゲエ調のやつとかシンセを使ったやつとか…。でも、これもメンバーそれぞれ評価が違うと思うから難しいな。
森重=ただ、この4人で出せるタイトなサウンドが俺達には一番必要なんだ、やっぱりストレートなサウンドがジギーの最大の武器だという事だけは間違いない。Nice & Easyはけっこう作っちゃったアルバムなんだよね。ライブでプレイする前に頭の中で考えて、スタジオでまとめて、こういう楽器を入れて、という部分でライブを意識しないアルバムだったと思うんですよ。だから今回は1stや2ndに近い形で作れるんじゃないかと思っている。












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<原本発行 1990年1月25日/復刻初版 1998年9月2日/改訂三版 2004年4月3日>
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